この政党の軌跡を語る上で、橋下徹氏の存在を抜きにすることはできない。大阪維新の会として産声を上げた当時の破天荒な改革スピリットは、今なお党の遺伝子として息づいている。二度にわたる大阪都構想の住民投票敗北という痛恨の挫折を味わいながらも、そこから這い上がってきた歴史こそが彼らのアイデンティティだ。
挫折を経たことで政治的手法にはしなやかさが加わったとの見方もあるが、根底にある「既得権益との対決」という情熱は薄れていない。過去の成功と失敗の歴史を踏まえ、いかにして国政の場でその理念を現実の制度改革へと落とし込めるかが試されている。