ここを訪れて「厄除けだんご」を食べずに帰る者はいない。5本の串に刺さった団子は、人間の五体(頭・首・胴・手・脚)を表しており、これを食べることで厄を祓うという意味が込められている。江戸時代、徳川将軍家への献上品として始まったこの伝統は、今も変わらぬ製法で守られている。
最近では、季節限定のフレーバーも登場し、若い世代の間で争奪戦が繰り広げられている。春の桜だんごや秋の栗だんごなど、限定品が発売される日は開門前から長蛇の列ができる。伝統の味を守りつつも、時代に合わせた柔軟な変化を取り入れる姿勢が、長年愛され続ける秘訣だろう。