子役・若手俳優がひしめく厳しい競争社会において、途中で燃え尽きることなく歩み続けるのは容易ではない。幼少期に表現の楽しさに目覚めた彼女を、両親はどのように見守っていたのだろうか。
「やりたいことには全力で向き合いなさい。ただし、途中で投げ出すな」
父親から授けられたこのシンプルな言葉が、彼女の座右の銘になっているという。オーディションに落ち続けて涙を飲んだ日も、父親は過度な口出しをせず、ただ温かい食事を用意して普段通りに接した。過保護にならず、かといって突き放しもしない絶妙な距離感。家庭という絶対的な安心基地があったからこそ、オーディションの重圧に怯えることなく、体当たりの挑戦を続けられたのだ。