作品を象徴する音楽の存在感も極めて大きい。桑田佳祐が書き下ろした主題歌「若い広場」は、昭和歌謡への敬意と令和にも通じる普遍的なポップセンスが融合した名曲だ。合唱風のイントロから始まり、誰もが口ずさめるノスタルジックなメロディは、ドラマのオープニング映像とともに視聴者の心に強く刻み込まれた。
さらに、劇中で流れる昭和のヒット曲や、登場人物たちが思わず口ずさむ歌声の演出も効果的だった。音楽が人々の生活と密着し、哀歓をともにしていた時代の熱量を、劇伴と主題歌が見事に再現。映像と音楽が見事に調和した芸術的な完成度の高さも、本作が長く愛される大きな要因である。