バイセクシュアルとは、一般に2つ以上の性別(男性・女性など)に対して恋愛感情や性的魅力を感じる性的指向を指します。しかし、そのあり方は極めて多様であり、画一的なパターンに当てはめることはできません。
よくある誤解として「男女をまったく同じ割合(50:50)で好きにならなければバイセクシュアルではない」という思い込みがありますが、これは事実ではありません。「男性7:女性3」のように惹かれる度合いに偏りがあっても立派なバイセクシュアルです。また、恋愛感情を抱く対象と性的に惹かれる対象の性別が異なる場合もあります。
当事者の間でよく語られる「あるある」な心理傾向としては、以下のような状態が挙げられます。
- 好みの波(バイ・サイクル):時期によって「今は同性に強く惹かれる」「今は異性がタイプ」と感情の波が周期的に移り変わる。
- 帰属意識の揺らぎ:異性愛者のコミュニティにも同性愛者のコミュニティにも完全に溶け込めないような「どっちつかずの疎外感」を抱く。
- 「気のせい」と打ち消す葛藤:同性を好きになった経験があっても、「一時的な気の迷いかもしれない」と自分の気持ちを否定しようとしてしまう。