それまでのギタリストといえば、ステージの端で黙々とプレイする職人肌のイメージが強かった。だが、布袋はその固定観念を完全に破壊した。ステージ狭しとステップを踏み、長い手足を鞭のようにしならせてギターを弾く。そのダイナミックなアクションは、テレビの画面を通しても強烈なインパクトを放っていた。
そして、あの象徴的な「ギタリズム柄(幾何学模様)」のペイントギターだ。彼自身がデザインしたというそのグラフィックは、音楽とアートの融合を体現していた。モノクロームの世界観の中で、そのギターを抱えて不敵に笑う彼の姿は、当時の若者にとってファッションのアイコンそのものだったのである。