俳優としての歩みを振り返るとき、1990年代初頭の伝説的ドラマ『東京ラブストーリー』を外すことはできない。不器用ながらも一途に生きる主人公を演じきり、社会現象とも言える大ブームを巻き起こした。若くして一躍時代の寵児となった彼は、その瞬間からメディアの強烈なスポットライトを浴び続けることとなる。
急激な注目とプライベートへの過剰な侵入は、当時の彼に少なからず葛藤をもたらした。自身が経験した熱狂の裏側にある息苦しさやプライバシー消費の恐ろしさを知っているからこそ、自分の子供には平穏な日々を過ごさせたいという強い意志が生まれたのだろう。