日本のポップカルチャー史を振り返ると、中性的キャラクターは常にエポックメイキングな作品の中心に存在してきました。ファンコミュニティでの支持や話題性をもとに、世代を超えて語り継がれる代表的なキャラクターの系譜を整理します。
不朽の名作『ベルサイユのばら』のオスカル・François・ド・ジャルジェは、男装女子キャラクターの原点にして至高の象徴として今なお燦然と輝いています。また、『HUNTER×HUNTER』のクラピカや『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲルは、知性と神秘性を兼ね備えた中性的造形として、90年代から続くカルチャーに決定的な影響を与えました。
さらに2000年代以降は、『進撃の巨人』のアルミン・アルレルト、『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリックやエンヴィー、そして『転生したらスライムだった件』のリムル=テンペストのように、人外や変幻自在の肉体を持つ性別不明キャラクターまで表現の幅が一気に広がりました。人気ランキングの上位に名を連ねるキャラクターたちは、単なるビジュアルの美しさにとどまらず、物語の核心を揺るがす重要な運命を背負っている点が共通しています。