今回の行方不明者捜索において、初動の要となったのは街頭防犯カメラの画像解析、いわゆる「リレー捜査」であった。京都特有の入り組んだ路地や観光地の雑踏を縫うように移動した痕跡を、最新のデジタル技術を駆使して時系列に再構築していく作業が続けられた。
ドライブレコーダーの映像提供を呼びかけるビラ配りも大規模に行われ、市民から寄せられた情報は数百件に達した。しかし、都市部の監視網から高速道路のインターチェンジへと抜けるわずかな「空白の数時間」に、追跡を困難にさせる致命的なタイムラグが生じていたことも捜査関係者の証言から明らかになっている。