当時、自由民主党所属の衆議院議員だった宮崎謙介氏は、政界で前例のない「男性議員育休」の取得を表明し、一躍時の人となっていた。ワークライフバランスや男性の家事・育児参画を唱える時代の旗手として、メディアからのスポットライトを一身に浴びていたのだ。しかし、その華々しい脚光の裏で進行していた真実はあまりにも無神経なものだった。
妻である金子恵美氏が出産のために都内の病院に入院していたまさにその最中、『週刊文春』がスクープを放つ。地元・京都の自宅にタレント女性を招き入れていた動かぬ証拠が白日の下に晒されたのだ。永田町を揺るがしたこの一撃は、応援していた有権者や同僚議員をも深く裏切る結果となり、宮崎氏は謝罪会見を開いた上で即座に辞職を表明せざるを得なかった。