放送から十数年が経過した現在でも、本作が色あせることなく愛され続けている理由はどこにあるのか。それは、脚本を手掛けた橋部敦子の繊細な台詞回しと、丁寧な心理描写にある。人間の弱さと強さ、家族の愛や友情の温もりを、過剰な演出に頼らずリアルに描き切っている点が大きい。
時代が移り変わり、観る側の年齢や置かれた環境が変わっても、作品から受け取るメッセージの重みは決して変わらない。だからこそ、新規の配信ユーザーが作品に触れるたびにSNSやレビューサイトで新たな感動の声が上がり、口コミで評価が広がり続けているのだ。