では、私たちの身近にある古いモノが「大化け」する可能性はあるのだろうか。歴代の高額鑑定品を分析すると、いくつかの共通点が見えてくる。それは「保存状態の良さ」「作者の署名や落款があること」、そして何よりも「箱や由来書(箱書き)が残っていること」だ。
多くの人が「汚れているから」と価値を否定し、処分してしまう。しかし、素人判断で磨いたり洗ったりすることは絶対に避けるべきだ。経年変化による「味」こそが本物の証であり、下手に手を加えることで価値がゼロになってしまうことも少なくない。古びた蔵や実家の押し入れには、まだ誰も気づいていない歴史のピースが眠っているかもしれない。