「世界一長い電車は何キロあるのか?」という疑問に対する答えは、自力で走行する旅客用電車(電車編成)か、機関車が牽引する貨物列車かによって大きく異なります。
自走式の旅客用電車における世界記録は、全長1,906メートル(約1.9km)です。一般的な25mプールに換算すると約76個分、東京駅の丸の内駅舎(約335m)を横に5つ以上並べてもまだ足りないという、前代未聞のスケールを誇ります。連結された車両数は実に100両編成に達し、車両の総重量は約2,990トンに及びます。
一方で、ディーゼル機関車が牽引する貨物列車を含めた全鉄道カテゴリーにおける歴代最長記録は、さらに桁違いの全長7,353メートル(約7.35km)です。山手線の駅間で言えば「新宿駅から品川駅の手前」までが1本の列車で埋め尽くされる計算となり、その総重量はほぼ10万トンに達しました。現在もこの両記録は破られておらず、鉄道史における金字塔として君臨しています。