新駅舎のバリアフリー化がもたらしたインパクトは、若者や子育て世代だけに留まらない。エレベーターの増設と全面的な段差解消は、地域に暮らすシニア層の行動範囲を飛躍的に広げた。車いすや押し車を利用する高齢者が、急な階段に悩まされることなく、駅を渡って東側の医療機関や商業施設へ自由に出かけられるようになったのだ。
行政とJR、そして地元自治会が連携して進めた周辺道路の幅員拡張工事も功を奏している。以前の狭隘な道路環境が改善されたことで、コミュニティバスの運用も円滑化。超高齢社会における地方都市の都市再開発モデルとして、他地域からの注目度も上がっている。