近年、保護活動に対する世間の意識を大きく変えた要因の一つに、タレントの坂上忍氏をはじめとする著名人の精力的なシェルター運営とメディア発信がある。彼らが現場の泥臭い現実や保護活動の厳しさを赤裸々に伝えたことで、保護犬を迎える選択肢が特別なことではなく、ごく当たり前の文化として浸透し始めた。
徳島現地の民間ボランティアや、公益社団法人日本動物福祉協会などの専門機関も連携を深めている。行政の手が届きにくい夜間のレスキューや重篤な疾患を抱えた個体のケアなど、民間の柔軟な機動力と専門団体の知見が合わさることで、救命率は着実に向上をみせている。