リセットを行っても点滅が消えない場合、エアコンは「どの部位で異常が起きているか」を自己診断機能によって既に特定し、暗号として外部に伝えている。国内主要メーカー各社は、リモコン操作を通じてこの情報をユーザー自身が読み取れる仕組みを実装している。
ダイキン工業株式会社の製品では、リモコンの「取消」ボタンを約5秒間長押しすることで診断モードへ移行する。画面に「00」と表示されたら、再度ボタンを短く押すごとに「U4」「A6」「L5」といったコードが切り替わり、本体から「ピー」と長い電子音が鳴った箇所の英数字が該当のエラーコードとなる。
パナソニック株式会社のモデルでは、リモコン下部にある小さな「診断」穴をピンや爪楊枝で押す方式が主流だ。液晶画面に「H」や「F」から始まる2桁の数字が呼び出され、室外機の通信異常(H11)や熱交換器のセンサー不良(F99)などが一目で判別できる。
三菱電機株式会社の機種は、室内機に配置された「運転」「タイマー」「清潔」などのLEDランプが何回連続で点滅するかという発光パターンで異常を知らせる仕様が多い。取扱説明書や公式Webサイトに掲載されている点滅回数の照合表を見ることで、ファンモーターのロックなのか、サーミスタの断線なのかを即座に割り出すことが可能だ。