多くの人々が最も強い関心を寄せているのが、被害額4億円の行方です。4億円という巨額の紙幣は重量にして約40キログラムにも達し、持ち運びや隠匿には相当な労力を要します。
逮捕された実行犯の手元に残されていたのは報酬として約束されていた数百万円程度に過ぎず、残る大半の現金は事件直後に回収役(いわゆる叩き子から回収する運び屋)によって別地点へ持ち去られていました。捜査当局は、奪われた現金が以下のような複数のルートでマネーロンダリングされていると推測しています。
国内の地下銀行を通じた海外送金、暗号資産(仮想通貨)への即時交換、あるいは高級貴金属やブランド品の大量購入による資産ロンダリングです。時間が経過するほど資産の追跡は困難を極めるため、金融機関と連携した資金凍結や国際刑事警察機構(ICPO)を通じた国境を越える資産追跡が急ピッチで進められています。