大手企業の宣伝部がタレントを起用する際、最も重視するのは「リスク回避」と「共感性」のバランスだ。どれほど話題性があっても、炎上リスクやスキャンダルの懸念があるタレントは敬遠される。その点、川口春奈や芦田愛菜が選ばれ続ける背景には、圧倒的なクリーンさと好感度の安定性がある。
さらに現代の広告手法においては、視聴者の視聴スタイルの変化に対応できるかどうかが焦点となる。地上波テレビのリアルタイム視聴だけでなく、TVerでの見逃し配信やNetflixといった動画配信サービスでの露出増に伴い、画面を横断して視聴者の印象に残る印象的な表情や声のトーンが重要視されている。
「この人が紹介する商品なら試してみたい」と思わせる説得力。これこそが、広告業界のトップクリエイターたちが彼女たちを指名し続ける最大の起用理由である。