日本における政治・行政の意思決定がどのように行われているのか。普段、ニュースの画面越しにしか見ることのない世界を、食を通じて体感できる機会は極めて貴重だ。官公庁食堂の一般開放は、開かれた行政をアピールする取り組みの一環でもあり、近年他省庁でも広がりを見せている。
政党本部の食堂という独特のドキュメンタリー感は、他の官公庁とは一線を画す。皿を洗う音や調理場の活気に混ざって聞こえる政治用語の数々は、社会の仕組みを再認識させてくれる。外食としての美味しさだけでなく、「その場所に身を置くこと」自体が大きな体験価値を生み出している。