兵庫県といえば、国内最大級の草食恐竜「丹波竜(タンバティタニス・アミキティアエ)」の発見地として名高い。だが、彼らの発掘ストーリーは過去の遺物ではない。現在も県内の白亜紀前期の地層「篠山層群」からは、新たな化石が次々と掘り起こされている。
館内の「恐竜ラボ」では、実際に発掘された岩石から化石を削り出すクリーニング作業をガラス越しに生で見学できる。2026年現在も、まだ誰も見たことのない新種の骨が顕微鏡下で姿を現しつつあるという。このライブ感こそが、子どもたちの科学への探究心に火をつけるのだ。化石が単なる「石の塊」から「かつて生きていた命」へと変わる瞬間が、ここにはある。