国内のマーケットに目を向けると、ユニクロの機能性インナーの進化が著しい。かつては保温性ばかりが注目されていたが、今や見せることを前提としたカラーパレットや首元のリブ設計が標準装備となっている。手頃な価格帯でありながら、計算し尽くされたネックの開き具合は多くのスタイリストからも高く評価されている。
さらに、ZOZOTOWNのランキングやコーディネートアプリWEARの投稿データを見ても、インナーを主軸に据えた検索行動が顕著に増加している。消費者は「どのカーディガンを買うか」だけでなく、「手持ちの羽織りに何を合わせれば今っぽくなるか」を真剣に模索しているのだ。アパレル各社もこの需要を捉え、カーディガンとインナーのセット提案や、絶妙な丈感を計算したレイヤード専用カットソーの開発にしのぎを削っている。