単なる贅沢品やプリン体の塊と思われがちなカニ味噌だが、日本水産学会などの研究発表に目を向けると、驚くべき栄養の宝庫であることが見えてくる。特に注目すべきは、中腸腺に高濃度で凝縮されたオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)と、含硫アミノ酸の一種であるタウリンの存在だ。
魚類や甲殻類の生態に詳しいタレントのさかなクンも、番組や講演で「ギョギョッとするほど効率的な栄養器官」としてカニの中腸腺の機能美を度々絶賛している。肝機能のサポートやコレステロールの代謝を助けるタウリンに加え、細胞の酸化を防ぐビタミンEや亜鉛、銅などの微量ミネラルも豊富に含まれる。もちろんコレステロール自体も含むため過剰摂取は禁物だが、適量を嗜む分には極めて優れた滋養強壮食と言える。