彼らが当時所属していたのは、お笑い専門の小規模事務所・フラットファイヴだった。大手プロのような手厚いバックアップなど望めない環境のなか、二人は自力で道を切り開くしかなかった。
転機が訪れたのは2005年、ネタ見せ番組の最高峰だった『エンタの神様』への出演だった。強面な二人が繰り出す緻密なコント——ピザの配達やハンバーガーショップの店員を舞台にしたネタは、瞬く間に視聴者の度肝を抜いた。「ちょっと何言ってるか分からない」という富澤のシュールなボケと、伊達の鋭くも愛嬌のあるツッコミ。ヤクザ風の見た目と礼儀正しい言葉遣いという強烈なギャップが、お茶の間に強烈なインパクトを残した。