工賃を支払う意志があっても、ピット入庫を断られる事例が後を絶たない。代表的なのが、極端に安価なノーブランドの海外製輸入品だ。粗悪な内部基板から強力なノイズを放ち、車載の地デジアンテナやETC、衝突被害軽減ブレーキのミリ波レーダーに電波干渉を引き起こすリスクがある製品は、保安基準上の観点からピット側が作業を拒否する。
配線が切断されていたり、専用ブラケットの粘着強度が著しく劣化していたりする中古品も門前払いを受ける可能性が高い。株式会社コムテックや株式会社JVCケンウッド、株式会社ユピテルといった国内大手メーカーの正規流通品であれば、回路設計やヒューズの定格が明確なためスムーズに受理される傾向が強い。一方、電源端子が特殊な形状をしている製品や、取扱説明書・配線図が存在しない出所不明の機器は、安全管理上のリスクとして除外される。