毎月の家計簿を眺め、学校制服の維持費にため息をつく家庭は少なくない。学期ごとに何度も専門業者へ依頼すれば、年間で数万円規模の出費となる。こうした声を受け、菅公学生服株式会社や株式会社トンボといった大手制服メーカーは、家庭用洗濯機で丸洗いできる高機能ウォッシャブルブレザーの標準化を急速に推し進めてきた。
耐久撥水性や形態安定性を兼ね備えたハイテク繊維の登場により、クリーニング業界の立ち位置も大きく変化している。日常的な皮脂汚れや汗は自宅でこまめに洗い流し、学期末の徹底的なリセットや特殊染み抜きのみを専門業者に託すという、合理的でコストパフォーマンスの高いハイブリッド管理が新定番となった。