今や芸能界を代表する主演女優として不動の地位を築いた彼女だが、その歩みは決していち早いブレイクではなかった。中学生のときにスカウトされて芸能界入りした波瑠は、人気ティーン誌『Seventeen』などのファッションモデルとして活躍。若い世代のカリスマ的存在として脚光を浴びた。
だが、女優への道は険しかった。オーディションを受けては落ちる日々が続き、不合格の数はなんと200回以上に及んだという。セリフもない端役や通行人役を泥臭くこなす不遇の下積み時代が長く続いた。転機となったのは、ロングヘアをバッサリと切り落としたショートカットへの変身だった。そのシャープなシルエットが目利きたちの目に留まり、役者としての才能が一気に開花していく。