では、グループ全体の支配権は誰が握っているのか。鍵となるのが、日本に拠点を置くロッテホールディングスだ。この非上場会社が、韓国事業の司令塔である株式会社ホテルロッテの株式の大半を保有している。
つまり、構造的には「日本の持ち株会社が韓国の事業統括会社を傘下に収め、そこから韓国の各子会社へと支配網が伸びている」ことになる。韓国で得た莫大な利益の一部が、配当金という形で日本の会社へ流れる仕組みに対し、現地で風当たりが強まる局面も少なくない。支配の頂点は日本にあるが、事業の心臓部は韓国にある。このアンバランスさこそが資本関係の複雑さを物語っている。