自治区の首府であるフフホト市は、地域行政と先端産業の中心地として急ピッチな都市開発が進む。「青い城」と称されたかつての古都は、いまや巨大なデータセンターや乳業大手の本社がひしめく経済都市へと変貌した。とりわけ地域を支えてきた畜産業の近代化は目覚ましく、AIやIoTを活用した個別管理と衛生システムが導入され、大規模なスマート酪農が次々と誕生している。
また、かつて大規模開発の余波で鬼城(ゴーストタウン)と報じられたオルドス市も、完全な復活を遂げた。現在のオルドスは、蓄電池や太陽光パネルの世界的生産拠点へと変貌し、若者や技術者が集まる活気あるハイテク都市として再生している。過去の不動産バブルの面影を拭い去り、脱炭素社会に向けた新産業が地域経済を強力に牽引している。