物産館の隣でひときわ長い行列を作っているのが、竹田市が誇る老舗鳥肉店「竹田丸福」の道の駅店だ。大分県といえば「トリテン」や「から揚げ」の激戦区として知られるが、丸福の存在は別格と言っていい。皮はパリッと香ばしく、中は驚くほどジューシー。秘伝のタレに漬け込まれた国産鶏のぶつ切り揚げは、一口かじれば肉汁がほとばしる。
「このから揚げを食べるためだけに、大分市内から車を走らせてきました」。そう語る常連客の言葉通り、テイクアウトの窓口からは絶え間なく揚げたての黄金色のから揚げが手渡されていく。ドライブのお供として車内で味わう人、食堂のテーブルで定食として白米とともに頬張る人。長年培われてきた職人の技が、今も道往く人々の胃袋を掴んで放さない。