彼らが暮らす集落は、住民の半数以上が65歳を超えるいわゆる限界集落だ。しかし、この場所に入り込んだ若者たちの存在が、地域に化学反応を起こし始めている。彼らは地元の高齢者の農作業を手伝い、壊れた家屋の修繕を引き受ける。その司令塔となっているのが彼だ。
長年の放浪生活と多種多様な職業経験で培ったサバイバル能力は、こうした田舎暮らしで遺憾なく発揮される。DIYから簡易的な医療知識、そして何より「人を巻き込む力」が、衰退しつつあった集落に新たな風を吹き込んでいる。地元住民からも、「最初は怪しい奴らが来たと思ったが、今では一番頼りになる」との声が上がるほどだ。