白崎海洋公園を語るうえで避けて通れないのが、2018年9月の台風21号による壊滅的被災からの再生ストーリーです。当時、最大瞬間風速50m/s超の暴風と高波が岬全体を襲い、道の駅本館の損壊、ダイビングプールやログハウスの全半壊、電源・給水インフラの寸断など、被害総額は甚大な規模に達しました。
一時は存続すら危ぶまれましたが、和歌山県由良町と指定管理事業者が連携し、インフラの強靭化と安全基準の全面見直しを実施。段階的なエリア開放を経て、現在では道の駅 白崎海洋公園の物産販売・飲食スペース、オートキャンプサイト、区画サイト、そして名物のカルスト展望台が安定的に稼働しています。
白崎海岸の白い岩肌は、約2億5000万年前(古生代ペルム紀)の海洋生物の化石(フズリナやウミユリ)が堆積してできた純度の高い石灰岩です。人間が立ち入れない厳しい自然が作り出した白と青のパノラマは、被災前と変わらぬ圧倒的な威容を保っており、訪れる観光客やキャンパーを魅了し続けています。