この盛り上がりは、デジタルデータにも明確な数字として表れている。株式会社カカクコムが運営する食べログの検索動向を追うと、道南エリアにおける汁なし系やまぜそば関連の検索ボリュームは急激な右肩上がりを記録。舌の肥えたユーザーによる口コミ投稿数は過去の数値を大きく上回るペースで推移している。
一方で、一般社団法人函館国際観光コンベンション協会の関係者も「リピーター観光客を中心に、ガイドブックの定番にとどまらないローカルな食体験を求める動きが顕著」と語る。王道の観光ルートから一歩外れ、地元民に混ざってカウンターに肩を並べる体験そのものが、現代の旅人にとって最大のエンターテインメントになりつつあるのだ。