彼女の病気説や近況に関心が集まるもうひとつの要因は、デジタル配信による「過去作との出会い直し」にある。
現在、NHKオンデマンドやU-NEXTといった動画配信プラットフォームでは、彼女が出演した名作ドラマや映画がデジタルリマスター版などで手軽に鑑賞できるようになった。当時を知るファンが懐かしさから見返すだけでなく、昭和のカルチャーを再評価する若い世代が彼女の圧倒的なスクリーンプレゼンスに息を呑み、思わず検索窓に名前を打ち込むのだ。
「この素晴らしい女優は今どうしているのか?」――その純粋な探求心がネット上で増幅し、病気といった刺激的なサジェストワードと結びついてしまった側面も見逃せない。