YouTubeを中心としたこれまでのトラベルVlogという枠組みを、彼女自らが打ち壊そうとしている。関係者が明かした編集中のラッシュフィルムには、美麗な風景映像だけでなく、現地の人々の葛藤や伝統工芸の継承問題にまでレンズを向けた重厚なカットが並んでいた。
「綺麗に見せることよりも、匂いや湿度まで伝わる映像を作りたい」。彼女がロケ中に漏らしたというこの言葉通り、今回の映像群はもはや個人の旅行記ではなく、骨太なカルチャードキュメンタリーとしての風格を漂わせている。予定調和を嫌い、突発的なトラブルや言葉の壁に直面するリアルな姿こそが、見る者の感情を激しく揺さぶる。