公務現場の緊迫した空気はどのようなものだったのか。会場に同席していた文化事業関係者は、当時の状況を重い口調で語る。「お言葉を述べられている最中から、少しお顔色が白いように見えました。それでも最後まで気丈に振る舞われていたのですが、ご退席の途中で一瞬、ぐらりと体が揺れて……。次の瞬間には側近の方々が支えようと寄っていかれました」
別の目撃者によると、周囲は一瞬息をのんだが、皇宮警察や医療スタッフの対応は極めて迅速だったという。「騒ぎを最小限に抑えようと静かに、しかし素早く搬送の手続きが進められました。彬子さまは車椅子に移られる際も、周囲に心配をかけまいとするご様子を見せられていました」と語る。
長年にわたりお近くで取材を続けてきたジャーナリストは、「ご自身の体調不良を周囲に悟らせないよう、極限まで無理を重ねてしまわれたのではないか」と推測する。妥協を許さない真摯なお人柄が、今回の事態につながった可能性を指摘する声は少なくない。