テレビ朝日系の人気サスペンスドラマ『おかしな刑事』シリーズ。叩き上げのベテラン刑事・鴨志田新一と、エリート警視の娘・岡崎真実(羽田美智子)が繰り広げる凸凹親子コンビの掛け合いは、長年にわたり多くの視聴者を虜にしてきた。
撮影現場でのふたりの空気感は、まさに本物の親子そのものだったという。羽田がNGを出しても、伊東は優しく包み込むようなアドリブでフォローし、そのままNGを極上のシーンへと昇華させてしまったという伝説的な裏話も残っている。「セリフを覚えるのではなく、相手の顔を見て会話を楽しむ」。伊東が大切にしてきた現場での極意が、あの絶妙なテンポ感を生み出していたのだ。