「SOBA HOUSE 金色不如帰」の歴史は、店主である山本敦之(やまもと あつし)氏の妥協なき探求の連続でした。
山本氏は複数の名店で研鑽を積んだ後、2006年に渋谷区幡ヶ谷の目立たない路地裏にわずか6席ほどの極小店舗として「不如帰」をオープンしました。当時としては極めて珍しかった「蛤(ハマグリ)を出汁の主役に据える」という挑戦は、仕込みの難易度や原価率の高さから無謀とも言われましたが、独学で火加減や抽出時間をミリ単位で研究し続け、ラーメンフリークの間で瞬く間に伝説的な評判を獲得していきました。
その後、2018年5月に現在の新宿区新宿2丁目(新宿御苑前)へと移転拡大。「SOBA HOUSE 金色不如帰」へと屋号を改め、製麺室の完備や厨房機器の刷新により、さらなる味の深化を遂げました。この移転直後の『ミシュランガイド東京2019』において、日本のラーメン店として史上3軒目となるミシュラン一つ星の栄誉に輝きました。現在ではシンガポールや北米など海外へも技術を発信しつつ、新宿本店では山本氏の徹底した品質管理のもと、一杯一杯が芸術品のような精度で提供されています。