インターネット掲示板やSNS上の投稿、知恵袋などのコミュニティを分析すると、現代の視聴者が抱えるフラストレーションと視聴形態の劇的な変化が浮き彫りになります。かつてのように「家族全員で最初から最後までテレビの前に座り続ける」スタイルは少数派となり、タイムパフォーマス(タイパ)を重視したピンポイント視聴が主流となっています。
ネット上では「推しの歌唱時間だけ知りたい」「裏番組の特番と行き来しながら見たいので正確な出演順が命」といった声が圧倒的多数を占めます。しかし、生放送である紅白歌合戦では、予定されていたトークの伸縮や演出の都合により、実際の歌唱開始時間が5分から最大10分程度前後することが日常茶飯事です。
「タイムテーブルに書いてあった時間ぴったりにテレビをつけたら、すでに曲が終わっていた」という悲劇は毎年後を絶ちません。制作現場のタイムキーパーは秒単位で押し巻きを調整していますが、特に大掛かりな特別企画や生中継が挟まれる21時台から22時台にかけては、時間のズレが累積しやすいポイントとなります。