原宿を世界的カルチャーの震源地へと押し上げた立役者といえば、アーティストの増田セバスチャン、そしてアイコンとして世界中を熱狂させたきゃりーぱみゅぱみゅの存在を抜きにしては語れない。毒々しさと無邪気さが共存するビビッドな色彩美は、世界基準の「Kawaii」という共通言語を生み出した。
その遺伝子は、現在の店舗デザインやアパレルショップにも脈々と受け継がれている。しかし、現在の表現はより多面的だ。パステルカラー一色だったかつての世界観に、Y3Kテイストの近未来的なサイバーパンク要素やサステナブルなリメイク感覚が融合。「かわいい」は誰かに押し付けられるものではなく、自らのアイデンティティを肯定するための手段へと進化を遂げている。