もし登山道上で至近距離にてヒグマと遭遇してしまったらどうすべきか。絶対にやってはならないのが、パニックになって背を向け走って逃げることだ。捕食本能を刺激し、時速50キロ以上で追跡される事態を招く。視線を外さず、静かにゆっくりと後退するのが基本姿勢だ。
風不死岳のルート上で危険を感じた場合、山頂を目指し続けるのではなく、安全な分岐点まで慎重に引き返す決断が求められる。特に北尾根の急斜面で退路が断たれた場合、無理に崖を下るのではなく、開けた岩場へ移動して視界を確保しつつ、北海道警察や山岳救助隊への緊急連絡を試みよう。状況に応じて樽前山側の見通しの良いルートへと迂回する避難判断も有効だ。