「頑張ればできる!」「前を向いていこう!」という言葉は、状況によっては救いになる。しかし、過度なポジティブシンキングは「トキシック・ポジティビティ(有害な正論)」と化し、他者の不安や弱音を否定する刃に変わる。アッパー系が敬遠される最大の理由は、この「他者のネガティブな感情を許容しない空気感」にある。
悩んでいる人に対して、具体的な解決策もないまま「気合いで乗り切ろう」と迫る姿勢は、共感性の欠如と受け取られかねない。彼らに悪気がないからこそ、周囲は余計に指摘しづらく、ストレスを溜め込むことになる。