伯爵邸を語る上で避けて通れないのが、圧倒的なデカ盛りボリュームです。名物の大宮 伯爵邸 ナポリタンは、運ばれてきた瞬間に歓声が上がるほどの山盛りで提供されます。一般的な喫茶店のナポリタン(茹で上がり麺量200g前後)を遥かに凌駕する麺量300g超(総重量500g以上)が通常サイズとして配膳されます。
具材の組み合わせも独創的です。定番の玉ねぎやマッシュルーム、ピーマンに加え、厚切りの豚肉、イカ、そして鮮やかなニラやカイワレ大根が豪快に炒め合わされています。強火でケチャップの酸味を飛ばし、豚肉の旨味とイカの出汁、ニラの風味が麺一本一本に絡みつく濃厚な味わいは、一度食べると病みつきになる中毒性を秘めています。
ナポリタンと双璧をなす人気を誇るのが伯爵邸のオムライスです。薄焼き卵で美しく包まれたラグビーボールのようなチキンライスは、ずっしりとした重みがあり、添えられた濃厚なデミグラスソースや特製ケチャップとの相性が抜群です。スプーンを入れると湯気と共に香ばしいバターとチキンの香りが立ち上り、どこか懐かしくも食べ応え満点の一皿に仕上がっています。
また、伯爵邸のメニューの最大の特徴は、その種類の豊富さにあります。純喫茶定番のサンドイッチやパフェ、ドリアはもちろん、オーナーの故郷である沖縄から直送される食材を使った「ゴーヤチャンプルー」や「ラフテー」「ソーキそば」、さらには「タコライス」「台湾まぜそば」「タイ風カレー」まで、100種類以上の本格料理が並びます。喫茶店という枠組みを完全に超越した「何でも揃う巨大ダイナー」としての機能も、リピーターが途絶えない理由です。