社会現象に先立つ1993年、彼女は超大作映画『REX 恐竜物語』の主演に抜擢され、恐竜の幼体と心を通わせる少女・千恵役をみずみずしく好演していた。恐竜ロボット相手に見せた繊細な感情表現は、彼女が生まれながらにしてスクリーンに愛される資質を持っていたことを証明している。
さらに1997年、美内すずえ原作の金字塔を実写化したテレビドラマ『ガラスの仮面』で主人公・北島マヤを熱演。何の変哲もない少女が舞台に立った瞬間、別人に変貌する難役を見事に体現し、「天才子役」から「本物の憑依型女優」への階段を一気に駆け上がった。劇中劇で魅せた鬼気迫る変幻自在ぶりは、漫画原作ドラマの最高峰として今もファンの記憶に刻まれている。