天皇徳仁さまと皇后雅子さまにとっても、由莉はかけがえのない家族の一員であり続けてきた。御所の豊かな自然に囲まれた庭を、ご一家揃ってゆっくりと散歩される光景は、皇室の歴史のなかでもひときわ印象的な場面として記憶されている。
雅子さまが療養生活のなかで心を痛められていた時期も、由莉は静かにご一家のそばに寄り添い、無邪気なしぐさで場を和ませてきた。天皇陛下がカメラを手にされ、愛子さまと由莉の戯れる様子をご自身で撮影されることも珍しくない。皇居御所の柔らかな木漏れ日の下、一頭の犬を囲んで交わされる飾らない笑顔は、皇室が守り続けてきた家庭の温かさを象徴している。