歴代のステージにおける選抜構成は、常にファンコミュニティに激震を走らせてきた。黄金期にはシングル表題曲の選抜常連組に加え、姉妹グループのエース級を織り交ぜた「オールスター編成」が基本だった。前田、大島、渡辺麻友、指原莉乃といった歴代センターが中央に君臨し、バックダンサーを含めれば100人を超える大人数が舞台を埋め尽くす光景は圧巻の一言だった。
しかし、時代が進むにつれて選考基準と業界の力学は変容していく。2026年、グループは連続出場記録が途絶えるという苦杯を舐めることとなった。落選の真相を巡っては、ストリーミング再生数やSNSでのバズを重視するNHK側の選考基準シフト、さらにはK-POP勢や坂道グループの台頭など、多角的な要因が挙げられている。だが内幕を取材すると、テレビ露出に依存した旧来のプロモーション手法からの脱却を迫られていたグループ側の過渡期でもあったことが浮き彫りになる。
近年では、小栗有以や倉野尾成美らを中心とした実力重視のパフォーマンス集団へと再編が進む。派手な人数展開に頼るのではなく、一人ひとりのダンススキルと歌唱表現を研ぎ澄ますスタイルへとシフトした。大晦日の選出枠から外れた時期を経たからこそ、選抜メンバーの看板を背負う重みと覚悟は、過去のどの時代よりも純度の高いものへと変化を遂げている。