ウッドベリーコーヒーの店頭に足を運ぶと、まず目を引くのが朝早くから途切れることのない入店待ちの列です。流行の移り変わりが激しい東京のカフェ市場で、同店が長期にわたって支持を集める背景には、明確な「品質への執念」と「独自の体験価値」が存在します。
同店は2012年の創業以来、世界各国の契約農園からダイレクトトレードで仕入れた豆を中心に取り扱い、産地のテロワール(風土)を最大限に引き出すスペシャリティコーヒー自家焙煎を一貫して追求してきました。カッピングスコア80点以上の高品質な豆のみを厳選し、豆本来のフルーティーな酸味と豊かな甘みを丁寧に焙煎で表現しています。
さらに決定的な差別化要素となっているのが、「カフェの枠を超えた本格的なフードクオリティ」です。一般的なコーヒースタンドが簡易的な焼き菓子中心の提供に留まるのに対し、同店では「Farm to Table(農園から食卓へ)」の思想を料理にも導入。化学調味料を極力排除し、オーガニック野菜や平飼い卵、自家製サワードウブレッドを用いた本格的なウッドベリーコーヒー モーニングを展開したことで、ブランチカルチャーを求める層の心を完全に掴みました。