スマートフォンの画面を凝視する幼児たち。現代の保育現場が直面するこの課題に対し、同校は単にデジタルを排除するのではなく、共生する道を模索している。タブレットを用いた創作活動や、AIを活用した園児の登降園管理システムのシミュレーションなど、授業内容は驚くほど実践的だ。
「最初は戸惑いました」と語る2年生の学生は笑う。しかし、実習先での評価は極めて高い。現場の保育士不足と業務過多を救うのは、こうした「デジタルを使いこなせる若い力」なのだ。アナログな温もりとデジタルの効率性。その絶妙なバランスを、学生たちは日々の講義で体得していく。