1990年代後半のテレビ界は、女子アナブームの真っただ中だった。その中でも、1998年にテレビ朝日に入社した徳永有美の存在感は異彩を放っていた。入社直後からその抜群のルックスと、安定したアナウンス力で注目を集め、平日夕方の顔である『スーパーJチャンネル』などの報道番組に抜擢される。
当時の彼女の魅力は、何と言っても「親しみやすさと知性の同居」だった。きりっとした目元と、視聴者に寄り添うような温かみのある声。ニュースを正確に伝えるというアナウンサーの基本を忠実に守りながらも、画面越しに伝わる彼女自身の人間味が、多くのファンの心を掴んで離さなかった。