屋号に「讃」の文字が入っていることから、「本場香川の讃岐うどんをそのまま再現した店」と誤認されることが少なくありません。しかし、現場を緻密に取材すると、同店は讃岐うどんの製法をベースにしつつも、ラーメンの麺づくりと出汁づくりの思想を融合させたハイブリッドな創作うどんであることが分かります。
一般的な讃岐うどんが「白さ、つや、しなやかな伸び、喉越し」を極限まで追求するのに対し、讃くは「穀物としての小麦の力強さ、全粒粉の野性味、煮干しの鮮烈な風味」を前面に押し出しています。この設計思想の違いを理解せずに訪れると、「思っていた讃岐うどんと違う」というギャップを抱くことになりかねません。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
以上の徹底分析を踏まえ、どのようなニーズを持つ人が訪れるべきか、明確な基準を提示します。
【絶対におすすめできる人】
- 小麦本来の芳醇な香りや、噛みごたえのある剛麺・太麺をこよなく愛する人
- いりこの効いたキレのある出汁や、パンチのある魚介の旨味を好む人
- 朝からハイクオリティな出汁とうどんでエナジーチャージをしたい人
- ラーメン「三く」のファンであり、名店が手掛ける別業態の味を体験したい人
【訪問にあたって慎重になるべき人】
- 大阪伝統の柔らかくふんわりとした出汁うどんのみを求めている人
- 全粒粉特有の粒感や褐色麺に馴染みがなく、純白のつるりとした喉越しを最重要視する人
- テーブル席でゆったりと時間をかけて会食や接待を行いたい人(店内はカウンター中心のセルフスタイル)