近代化と透明性を掲げる日本相撲協会において、朝潮太郎 (4代)の行動規範はあまりにも旧態依然としていた。相撲界コンプライアンス委員会が設置され、ハラスメントや反社会的勢力との関係遮断、厳格な行動管理が求められる新時代に、彼の振る舞いはことごとく逆行していた。
調査に対して当初は事実関係を曖昧に濁そうとした姿勢も、協会の調査員やファンの怒りに油を注いだ。隠蔽とも取られかねない態度は、かつての大関に対する敬意を完全に失墜させた。古い角界の悪弊をそのまま引きずり、自己保身に走ったと見なされた瞬間、彼に対する評価は同情の余地のないものへと急降下した。